Tiparadio
2014.09.04 JP6VYQ 武田さんから仮想無線機 ”Tiparadio”の情報を取得
2014.10.02 新規掲載
2014.10.09 OCN page ON からココへ引っ越し
2014.12.31 ダウンロード・ページの画像を変更
 

 
ロシア製の仮想無線機”Tiparadio”をご存知でしょうか?
ご紹介致します。
こんな顔をしています。
”Tiparadio”の特徴
@管理団体の事前の認証登録 も必要なくしかも無料で楽しめます。
Aインターネット環境の整ったWindows XP 以降の PCが有れば直ぐに楽しめます。
   Linux (Linux Puppy) でも動作しました。
 面倒なインターネット回線のポートの開放やファイアウオールの設定も必要ありません。
 ハムの免許などの資格も義務付けられていません。
B同じチャンネルの誰とでもお話できます。
(同時通話も可能)
C同じルーター内で何台ものPCで同時に起動することが可能です。
 家庭内のインターホンとして、またはお隣との連絡用に・・・無論、地球の裏側とだって可能です。
Dインストールの必要が無くPC又はUSBメモリスティックで設定ごと持ち歩き他のPCからも起動できます。
E自由に使えるチャンネルが沢山用意されています。
3.5MHz Band (2MHz〜4MHz)
 7MHz Band (6MHz〜8MHz)
10MHz Band (9MHz〜11MHz)
14MHz Band (13MHz〜15MHz)
18MHz Band (17MHz〜19MHz
各バンド2MHzh幅10KHzステップ200ch
全バンド1000ch(200ch X 5Band)です。
仮想無線機”Tiparadio”の入手方法と起動準備
ダウンロード・ページ
http://tiparadio.ru/index.php?p=download
 
下のページが表示されます。
@をクリックするとその下に画面がホップアップします。
Aにチェックを入れると Bの「ダウンロードボタンが現れます。
Bの「ダウンロード」の矢印の所をクリックしてPCのどこか適当なところに一旦保存してください。
ダウンロードした圧縮ファイルnewtiparadio.zip(又はtiparadio.zip)を解凍するとnewtiparadio(又はtiparadio)フォルダとその中に下記のファイル1個 tiparadio.exeが出来ます。
この4極真空管のアイコン(tiparadio.exe)をダブルクリックで仮想無線機”Tiparadio”が起動します。
デスクトップやスタートメニューにそのショートカットを置くと使いやすいでしょう。
 
仮想無線機”Tiparadio”を使用するための初期設定と各機能の操作方法
仮想無線機”Tiparadio”の起動画面です。
先ずは初期設定とその確認をします。
メニュバーの左端[Настройки(設定)]をクリックして@の2ヶ所にチェックが入っていることを確認して下さい。
下から3段目の[Ваше имя(貴方の名前)]をクリックしてホップアップしたダイアログに自局のコールサインや名前などを入力する。
(ここを空白のままにすると貴局のグローバルIPが名前の代わりに相手の画面にも自動的に表示されます)
メニュバーの中央[Режимы(モード)]にも4ヶ所にチェックが入っていることを確認してください。
(バージョンアップされる毎にメニューの項目などが変わっていま。これは参考にしてください。)
バンドと周波数の設定
3.5  7  10  14 をクリックすると3.5MHz 7MHz 10MHz 14MHzを選択出来ます。
中央の周波数は現在の自局の送受信周波数です。
左右の▼▲をクリックすることで10KHzステップでアップ/ダウンすることが出来ます。
又はPCのキーボードのキー[←] キー[→]をクリックすることでも同様の動作をします。
下記のスペアナは赤色バーは自局の送受信周波数です。
適当な位置でクリックすることで素早く周波数移動ができます。
緑色バーは現在送信中の他局の周波数です。
緑色バーへ自局の周波数(赤色バー)を合わせると黄色バーに変わって相手の信号を受信出来ます。
”Tiparadio”独自の補助ボリュームコントロールとWindows PC標準装備のボリュムコントロールの初期調整
仮想無線機”Tiparadio”上の各ボリュームコントロール(ここではTX/RX/RX FOR TX)は”Tiparadio”独自の補助ボリュームコントロールで
左の赤色表示側はレベル小、右の緑色表示側はレベル大です。
調整したい位置にマウスポインタを当ててクリックします。
下の様に一旦、中央(0 db)に調整設定して下さい。
(赤も緑も表示されない位置が中央)
この状態でメイン・ボリュームである
Windows PC標準装備のボリュムコントロールをそれぞれ最良の位置に調整します。
受信音量は再生ボリュムコントロールで送信音量は録音ボリュムコントロールで行います。
このことはEchoLink や TalkForceなど他のVoip通信ソフトと同様です。
 
仮想無線機”Tiparadio”にはPCのキーボードの文字キー[0]でボリュウムコントロール(再生)
文字キー[1]でボリュウムコントロール(録音)をホップアップさせる便利な機能が備わっています。
この調整設定が済んだら以降実際の運用には先に中央位置に合わせた
”Tiparadio”独自の補助ボリュームコントロールを使います。
送受信の操作方法
仮想無線機”Tiparadio”起動画面上の下記の [>>>> RX <<<<]をクリックすることで送信になります。
再度クリックすることで送信解除され受信に戻ります。
PCのキーボードのキー[Ctrl]で送信PTT(押している時のみ送信)
キー[Space]で送信ロック(押す毎に送信・受信になる)出来る機能も備えています。
その他、参考事項・・・・
ただ受信しているだけでは相手に気付いてもらえないため[CQ CQ CQ・・・]と時々送信するか
又は連続送信するといいでしょう。
その間スペアナに緑バーとして表示され其処に相手が居ることがわかります。
連続送信中でも相手は応答やブレイクをすることが出来ます(同時送信で同時通話が可能だからです)。
スペアナの緑バーにマウスのポインターを当てるとその相手の名前(コールサインなど)が表示されそれが誰であるか知ることができます。
 
仮想無線機”Tiparadio”を起動するとフォルダ [tiparadio] の中に元々有ったファイル[tiparadio.exe] 以外に
次の3つのファイルが[com.ini]、[ init.bin]、[ipconfig.txt]自動生成されます(合計4個のファイル)。
文字通信(チャット)機能を使うと[chat.txt]も自動生成されます(合計5個のファイル)
これらには仮想無線機”Tiparadio”に設定した名前やコールサイン、最後に使った周波数やチャットの記録が記憶されています。

このフォルダ[tiparadio]ごとUSBメモリスティックなどで持ち運ぶと行った先々のPCから設定を活かしたまま起動できます。
 
 以上、必要最小限の素早く運用するためのマニアルを書いてみました。
その他、あ〜でもない、こ〜でもないと試行錯誤でお試し下さい。
〜〜追記〜〜
最後のココまで読んで頂いてありがとうございます。
お気に召しましたら素敵な仲間をお誘いください。
私の仲間は主に3440KHzで出ています。根気よく覗いてお声がけ下さい。
では仮想無線機”Tiparadio”でお会いしましょう・・・73。

〜〜追記 2〜〜

ここで紹介した仮想無線機「Tiparadio」はロシアでは「шарманки(シャルマンカ)」と呼ばれています。
これは”手回し式バイオリン”みたいなものでヨロッパの民族楽器です。
必ずしも楽器の形ではなく日本のからくり人形箱の様なものも有り音を奏でます。
弦を弓で擦るのではなく弦を鍵盤で押して音程を決め手回し式回転板で擦って音を出します。
英語で「hurdy gurdy」、日本でも「ハーディガーディ」と呼ばれています。
私達はこのソフトの実行ファイル名である”tiparadio.exe”からTipaRadioと呼んだのでした。(2014.10.14追加掲載)

もし、上記ページより回線状況、セキュリティー設定などの環境の影響で上手くダウンロード出来ない場合は
このページの最後に記載した連絡先へメール下さればメールに添付して配布します。

連絡先メール
    noboru7741@yahoo.co.jp
     <件名>を変更しないで送信してください。

日本語での呼出し及び待機メイン周波数 3440KHzで会いましょう!
(混み合っている場合のサブ周波数は7130KHz)